戯言がいっぱい。

めもちょー

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ぬぬんぬ

bibi.jpg

絵チャにて
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  1. 2009年03月31日 07:40 |
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絵ちゃちゃ

09331b.jpg

自分の描いた絵にみえなければ成功DA
  1. 2009年03月31日 07:40 |
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ふむんぬ

もう一つのオリ、といっても過言ではない
ベタファンがもうすぐ稼動できそうだけど
キャラの服が分からなくてドット絵がかーけないよー

最近よく絵をかいてるなー。やったー!
  1. 2009年03月30日 17:48 |
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とりあえず途中経過

絵チャ
とりあえずうp
いこたぬと武山んぬと俺
武山さんとこのたれきりあはやばい。
いこたぬのセイはやばい。

絵チャしてますん
↓の記事からいけますん
  1. 2009年03月28日 17:19 |
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というわけで

絵チャするん
絵チャします。
昼ごろからします。
内容はオリジナルで。やっぱりか!
誰も来なくても独りで暴走できるので無問題

暇な人は↑の絵からクリックでとべるよ!
  1. 2009年03月28日 06:59 |
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うわーい

おばあちゃん家に行くために、
無線LANを導入。
問題なく稼動。これで安心だぜっ


五日間連続で遊んでいたため、
ゲーム製作の方はあまり進んでいません。
遊びつかれたー
遊びつかれるって幸せだなオイ。幸せです。
大学始まったら、いろいろと始めなければならないことがあるため(勉強以外に
死ぬほど遊ぼうと思います。
  1. 2009年03月22日 00:49 |
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へーんしん

ノート届いたよ
スカイプ入れたよ

メールフォーム返信

武山殿
HP引越しお疲れ様!
相変わらず漫画見てますぜ。えへへ。
わざわざメルフォに合わせて文体古くしてくれたのは君がはじめてだ!

長月殿
うおおー! とっくに忘れ去られていたかと思ったー!
あらためてリンク張りなおしましたよ。うへへ。
ありがとうございますー、励みですぜ。
近いうちにこそりとお邪魔しますむふふ。

いこたぬ
わーん!! 覚えていてくれたんだねー!!
帰ってきたよー長い時を経て!
リンクはすでにはりかえた!ふっふぅ!
  1. 2009年03月15日 15:26 |
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わーい!

新しいノートパソコンを注文した!
今時は4万でそこそこいいの買えるもんだね、うっしっし。

大学はおばあちゃん家から通うので、
そいつを4年愛用することになりそう。
  1. 2009年03月13日 11:39 |
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ぬー

クーデレだとおもう
ハルカかわいいよハルカ

友達にさんざん言われてやっとこさIEを7にしました。おせぇ? ハッハッハ
ゲーム作りの方は本格的に手伝ってくれるという
根性たっぷりそうな助っ人が一人加わったよわーい

実は一回ゲーム作りなおしてます。
一度いろいろいじってから、より効率の良い方法を見つけたもので、一から作りなおしたかった。

サイト改装しようと思っていたんだけど、
今のデザインが実は気に入っているのでどうしようと悩んでるところです
とりあえず描きだめの絵や文や漫画は放出したよ
フラッシュを抹殺した代わりにドット絵置き場を作ろうと思う

小説は三章まで、
漫画は3P。正直初めの方書き直したい。
絵はもりもり。


技名と魔法の名前を考えてるけれどいいの浮かばないなあ
主人公のオリジナル魔法は限り無ください名前にしようと思うんだ
でもだささがリアルすぎて、本気で引く人がいそうで困ってます
  1. 2009年03月12日 18:40 |
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今は

ゲーム作ってます。
いろいろ手が込んでます。
今年中には完成させたいな。
  1. 2009年03月12日 14:10 |
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ふーっ

あー、たくさん更新したっ
例によって流す。

うーむ、完全復活。
すがすがしい。

※どこに誰のサイトがあるのかわからなくなってしまっています。
もしまだ私と交流を持ってもいいよという方がいたら。連絡してね。
  1. 2009年03月11日 06:48 |
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Successor Of Dragon  その40

三章おわったーそして40記事めー。キリがいいなあ。
これからってところで止めるぜ
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 だが、事を荒立てたくはない。俺は歩いた。俺が慌てている様を感じ取らせれば、俺の魔力を察知している他の魔法使い達は少なからず動揺してしまうだろう。セイからの合図は、目的が分からないためにどうしても焦りが出てしまうが、この場合は別だ。

 ファルマと目的の奴のいる場所は大分離れている。そのためセイが合図を送り続けてきたが、突然ぴたりと止んだ。どうやら俺がファルマの元へ先に行くことを理解したらしい。まあ、そう焦るな。


「あーっ、ちょっと聞いてよ! このじじいめっちゃくちゃ失礼なのよ!」

 どこかで聞いたような台詞を、しかも高い声で発しながらファルマは俺が来ると知るや大声を上げた。後ろ手に中年のむさくるしそうな男を引っ張っている。男は、俯きながら、こちらを見たくないというように顔を背けた。


「あんた一人で充分よねっ? レジーとセイとハイドとブライくらい、まとめてばったばったと倒せるんでしょ!?」

 それは、いくらなんでも流石に無理だ。一対一ならまだしも、まとめてそんな化け物軍団と相手できる奴がどこにいるか。

 どうやら、この中年男はセイの言っていた失礼なおじさんと同一人物なようだ。懲りずに同じ話をしていたところを、ファルマに捕まったというところだろう。


「それはともかく、お前」

「ねっ、無理なんて言わないわよね、まさか言わないわよね!」

 どうやら、その質問にはいと答えない限り、まともな話はできそうになさそうだった。そして、この質問には周りの組合員含めた魔法使いだけではなく、その場にいた誰も彼もが注目していた。

 不安を払拭したいのだろう。そこではいと答えることは前面的な俺の組合の優位性を示すことになる。だからこそはいと答えてやりたいところだが、嘘はつけん。実際にそんな場面に遭遇することはないものと願いたいが、残念ながらそのレベルの魔法使いともなると、一人増えるごとに相手にする厳しさは飛躍的に増す。連続して戦うのも正直いってどうかというところだ。


「知るか。そんなことより」

 俺は軽くファルマの足を踏んだ。


「痛っ。なにすんの……、ちょ、っと………。……」

 俺は足元にファルマに分かるように魔法で文字を浮かび上がらせた。俺の無駄に派手な服が丁度よい具合に周りを囲ってくれる。


「そんなくだらん話をしていたのか」

 伝言を伝えた後、俺は話を続けた。


「まあね。だってこのじじい、何にも分かってないのよ。ま、そりゃ私もね、あんたがひ弱だとは思うけどさ。でもこの油ぎったじじいに言われる程ではないわよね、もう。私、気分を害したから、失礼するわ!」

 俺がその男に制裁を加えることを望んでいたようだが、俺の伝言は伝わったようで、ファルマはその男を突き放すと分かりやすく苛立ちながらその場を去った。魔力を感知するにビビの元へ向かったようだ。それでいい。

 残された男は俺を見上げてひっ、と短き、数歩下がったが、俺はどうでもいいそんな男のことはどうでもいいので無視し、やや早足で二階の一般会場の兵士宿舎側へ向かった。


 少し歩いたところで、セイからの合図が来た。どうやら、今のやりとりの間にもかなり移動したようだ。セイの合図から統合すると、一階へ移動しているらしい。俺はより慎重に歩いた。つくづく、地図を頭に叩き込んでおいて正解だったと思う。人ごみに紛れながら一階に降りた途端、俺の目は人ごみを避けるように奥へ……厠のある訳でもなく、今はほとんど人がいないはずの兵士宿舎へと歩く何者かの後姿を捉えた。こういう時には、不思議な勘が働くものだ。酒を浴びすぎて宿舎に帰るには、あまりにも早い。まだその時間帯ではない。警備の任を与えられず、休みをもらい祭りに興じる中、具合を悪くしてしまった者である可能性もあるが……。

 俺は兵士宿舎に通じる道とは別の道へと歩もうとした。セイからの合図が来る。また別の通路。これも合図が来る。幸いなことにこの会場には俺の顔を知っている者はいないようで、ただの一魔法使いとして認識されているのだろう、すんなりと動ける。ほろ酔い状態の中のむわっとした独特の空気は不快だが、仕方あるまい。

 俺は確認のため、この広場から通じるいくつかの別の通路を虱潰しに歩もうとした。そして何処もすぐにセイからの合図、俺の耳につけてある魔道具がかたかたと振動し、俺は引き返した。

 最後に怪しいと踏んだ兵士宿舎への通路へ向かった。セイからの合図はこない。なるほど。正解の様だ。

 ここにはさしたる魔法使いもいない、俺の意識の壁がそう言っている。俺は自分に幻影魔法をかけた。そして何食わぬ顔で通路を歩く。前方に白い影が見えた。間違いない。

 白い影は通路を曲がり、視界から消えた。問題ない。どこへ行こうとしているか、地図を叩き込んだ俺には一目瞭然だ。兵士宿舎、そして訓練場を抜けて、外へ……。俺の予想と一致している。

 そうと決まれば話は早い。この周辺には俺と奴以外人はいない。そして俺の姿は非魔法使いには見えないし、足音も聞こえない。俺は一目散に走り出した。そして奴の後ろ首を捉えると、壁に叩きつけた。同時に幻影魔法を解き、代わりに……どうやら若い男のようだ……を魔法で壁に貼り付けた。

 男は一瞬悲鳴のようなものを出し、その後は身体の自由を奪われ、壁に貼り付けられたまま愕然とした顔で俺を見つめている。案の定、こいつは魔法具を持っていた。俺はそいつの懐にある魔法具を魔法で中に浮かせて取り出し、手に取った。小さな鐘の形状をした、金属製のものだ。俺はその魔法具の優秀さに感動を覚えた。相手の作った道具に感心している場合ではないのだが、なるほど、俺の組合で作られたものよりも高性能だ。


「この魔法具なら、音を出すだけの単純なものだが、ル・ルヴァオールへ侵入したばかりの貴様等の仲間らに合図を送るのにものの十分とかからんだろうな。そろそろ貴様の目的通り、軍に合図も届く頃だろう。素晴らしい道具だな。俺もここまでのものは中々作りだせん。さて……」

 アルフェイリアに具体的な裏切りの通知が届いてから、もう少しで丁度十分が経とうという頃だろう。
 俺はこの若造の目の前で、真っ黒い刃状のものを作ってみせた。

「こいつは鉄よりも良く切れるぞ、未来ある若者よ。この合図が持つ意味を教えて欲しいんだがな」

 さらにその鐘状の魔法具をその男の目の前に押し出す。だが口を割らない……というよりは、恐怖で思考が回らないといった様子で、口をぱくぱくとさせながらよく分からないことを呟いている。目には涙が浮かんでいる。息を切らしながら必死で、俺から目を背けようとしながらも俺を見続けている。


「俺を誰だか知っているようだな。なら話は早い」

 だが、合図を送れという命令だけ与えられ、合図の意味を知らされていない可能性がある。この若造を見るに、その可能性のほうが高いだろう。ならば、他に何か有用な情報をこいつから引き出せないものか。

 俺は作り出した刃を男の首筋に当てた。


「質問を変えてやろう。あの五万の軍隊の中に魔法使いは何人、そして誰が含まれている?」

 いないはずがない。そんな無計画な出陣などあろうはずもない。


「ま、まほうつかいは……、」

「魔法使いは」

「ば、化けも……あんたの……おと、レジー様がっ」

 その瞬間、探知するまでもなく、身体を貫くようにして感じる強大な魔力を持った魔法使いの突如の出現とともに、強い耳鳴り……かつてない程協力に発せられたセイからの合図を受け取った。

テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学

  1. 2009年03月11日 06:42 |
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Successor Of Dragon  その39

もうすぐ怒涛の長さの3章にばいばい、つかれた
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何の話をしているんだ、もう少し分かりやすく話せ……と言おうとして、俺はたじろいだ。

 ついに来たのか。このタイミングで。俺は咄嗟に叫んだ。


「場所は!?」

「え、シャドウ、何が起きたのっ」

 俺は再び扉に防壁をかけた。これから話す内容は、先程よりももっと聞かれたくはない。セイは……まあ、いいだろう。


「二階、一般広間の、兵士宿舎側の通路を歩いてる……と、思う」

 相変わらずの空間把握能力だ。感覚だけでそこまで捉えられるとは。もともとこの城の地図を描いたのはアルフェイリア本人だが、それを抜きにしても並外れている。


「セイ、捉えられるか」

 俺も意識の壁を駆使するが、そこまでの距離ともなると俺は非魔法使いの魔力まで探る力は持ち合わせていない。少しでも魔法をかじった身であれば、ビビやアルフェイリアのようにすぐに分かるのだが……。なにしろ一般人の数が多すぎる。

 セイはアルフェイリアの肩へ飛び移り、アルフェイリアと会話を交わしながら探り続けている。自分を責めても仕方ないが、そこまでの魔力感知能力を持って生まれてきたとあれば、やはり羨ましい。自分も、まだまだ鍛えねばならない。


「今、角曲がった? ゆっくり歩いてるよね?」

「おう、そいつだ」

 セイは『服従の契約』に背いた裏切り者の位置をしっかりと把握したようだ。俺が提供した、アルフェイリアと俺だけが知る、主従関係を強固なものにするための秘儀なのだが、セイはしっかりと己のすべきことを理解したようだ。全く、憎たらしいぐらい優秀な奴だ。


「セイ、今から指示を出す。そいつだけに集中していろ。絶対に逃すな。アルフェイリア、どうやらそいつだけか、裏切り者は」

「ああ、単独だ」

「よし、今から俺が行く」

「おめえがか? その必要はねえんじゃねえか……」

「アルフェイリア、今のではっきりしたことがあるだろう」

 レヴァイノアの侵攻が、これで確実になった。内部と示し合わせて攻めるつもりか、あるいは別の狙いか。


「いずれにしろ、外の五万と、内のそいつは関係している」

「そりゃ、そうだろうけどよ……」

「いいか、いまお前の国は有利な状況にある。あいつらは、お前が裏切り者を認知できるという事実を知らない。逆手に利用してやるのが筋というものだろう。敵が何をするつもりかは分からんが、どのみちレヴァイノアの打つ手もこれで分かる。しかも幸いなことに、その内通者は魔法使いじゃない」

 非魔法使いならば、俺が探りをいれるべく近づこうとしても、相手はそれを知る術を持たない。しかも、俺は魔法使いだ。幻影魔法を駆使すれば、いくらでも誤魔化しが聞く。それにあまりこういうことは他の者に任せたくない。

 だが、相手が魔法使いの内通者を使わない理由も分かる。性格上の理由もあるし、魔法使いには魔法使い。同じ魔法使いとして、俺は相手が魔法をどのように使おうとするのか、その発想が経験上、手に取るように分かるのだ。余り奇抜なものでなければ、の話だが。


「……いいのか」

「……そいつは、もう具体的な行動を起こした後か、それとも行動を継続中か、ということになる。早い方がいいだろう。一刻を争うことではないかもしれんが」

 一人の行動が、すぐにピンチを招くとは考えにくい。外にいる五万の軍に情報を伝える魔法具を使ったのだとしても、その情報がレヴァノイア軍へ届くまで多少の時間はかかるはずだ。そして、届いたとしても、まだ国境を越えたばかりの遥か遠い場所へいるやつらに、いきなり何ができると言うのか。全てはその一人を問いただせば分かることだ。


「セイ、俺が今から向かう。俺がそいつのいる方向とは違う別の方向へと進んだら合図を送れ。一度接近してからは、もう合図を送る必要はない。そいつをマークする必要もない」

 セイは声を出さず、ただ頷いた。


「よし、アルフェイリア、お前はどうする」

「おお、なんか止んだぞ。これ、ちょっと頭がくらくらするな……。もしかしたら、まだいるかもしれねえ。セイを借りてもいいか? 何かあったら、こいつに頼んで、おめえに連絡する。それと」

「もとよりそのつもりだ。セイは暫くお前の側に置いておく。それと、ビビのことだろう」

「お、おう。よく分かったな、鋭えなお前」

「俺じゃなくても分かるわ。ファルマに頼んでおく。それで不安なら、俺がつくが」

「いや、あの子だって、お前の信用する魔法使いなんだろう? なら、問題ねえよ」

 俺は無言で部屋を出た。アルフェイリアにもう防壁は無いことを知らせるためでもある。
 さて、行くか。急ぐ必要がある気がする。だがファルマの元へ行くのが先だ。

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  1. 2009年03月11日 06:40 |
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Successor Of Dragon  その38

ずん、ずんずんずんどこ
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「『内通者』もまだいないのか」

「ああ、まったく反応がねえ。本当になんにもねえ」

「で、どうするんだ」

「おめえの提供してくれた魔法具での連絡を待ってみる。相手の数と様子がもう少し詳しく分かるだろうから、それまで待って見ないとどうにもなんねえ。軍の中に、何人の魔法使いがいたのかも……」

 レヴァノイアもまた、ルヴァオールと同じく攻撃的な面での魔法使いどもの導入をしている。これは、俺の前の生徒であった者がレヴァノイアの軍門に下ってから始まったもので、俺の責任も大分ある。


「とにかく、まだ何も分かんねえってことだな。九割の疑いが十割になったってだけだ。魔法具の連絡を聞いたら、援軍を三万、まずは送ろうと思う」

「まだお前が出陣する機会ではないな」

「……ああ。しかし、本当にありがとよ、すげえなあおめえ」

「えへへ」

 アルフェイリアは、功労者への労いの言葉を忘れることは無い。物で表すのも重要だが、言葉での労いの重要さも計り知れないものがある。そこら辺の気遣いは、俺には真似することができない。まあ、見習う気もおきないのだが。


「そうだ、言い忘れてたけど、失礼なおじさんがいたんだよ」

 張り詰めていた場の空気の緩みを感じて、セイは切り出した。


「ほう」

「なんかね、本当に失礼なんだよ! 向こうの組合はね、この大陸で五指に数えられる強力な魔法使いは、こっちにはシャドウしかいないけれど、向こうには残りの四人が全部いるって。それで、便りにするこっちの魔法使いの顔を見てみたが、なんだがひ弱そうで頼りなかった、大丈夫かありゃって話してたの。俺もう怒って、おじさんを叱ってあげたんだよ、偉いでしょ」

「別に俺はどうでもいいんだがな……。そんなこと言わせておけ、キリがない」

「やだ! 俺そんなの我慢できないもん」

 以前、ファルマから聞いたことがある。どうやら非魔法使いどもは、この大陸の魔法使いのランキングをつけて誰が上だの下だの、どちらの組合の方が強いだのと盛り上がることがあり、その際によく磐石としてやはり強いだろうとされる五人が定着されていて、その五指と一般的に呼ばれている五人の魔法使いが、俺を筆頭としてレジー、セイ、ハイド、ブライとなっているらしいのだ。レジーはまあ俺の弟だ。俺とレジーは年齢的に仕方がないのだろう(むしろ外されていたら俺たちの千年間は笑いものとなるだろうな)。ハイド、ブライは元俺の生徒で、先程も言ったとおりレヴァノイアに寝返ったいわば裏切り者だ。この二人は常に一緒に行動し、扱う魔法の分野こそ正反対だが、実力的には似通っている。やはり思い返してみても、優秀であったという記憶は強く残っている。残りはセイだが、それは今この俺の首を掴んでいる小悪魔のことではなく、レヴァノイアの若き国王代理、ようするにビビの婚約者(予定……だが、このレヴァノイアの侵略によっておそらくは婚約は破棄されるだろう)のことだ。尤も、そいつの名前はセイではなく、確かディア・エストビア・ウィダ・セイレーン。セイというのは代々レヴァイノアの王につけられる敬愛の意をこめた愛称のようなものらしい。会ったことはないし、実際の腕は定かではないが、噂によると代々優れた魔法使いを生み出すレヴァノイアの王家の血筋の中でも、特に優れた腕を持つ魔法使いであるらしく、そのためか若くして適齢期でもないのに国王代理として今の地位に抜擢されたとか。だが、黒い噂もある。どうやら奴の両親、前代のレヴァノイア国王とその后は奴の手によって殺されたとする話だ。信憑性は定かではないし、レヴァノイアの話は敵国であるためか何かと入手しづらいが、いろいろと曰くつきの人物であることは間違いないようだ。そして、その理由を含めて、アルフェイリアはビビとセイ(ややこしいからディアと呼び捨てたい)との婚約を訝しがっている。


「あれ? 開かないぞ」

「ああ、俺が防壁を張っておいたからな、強引に突破しようとも破れんように。音などは無論漏れん」

「そうか、悪いな」

 そして、何より俺が注目しているディアの噂は、どうやら奴の得意とする魔法の分野は極めて特殊らしい。特殊、というと、どういう意味で特殊なのかは分からないが、ビビのようなタイプなのだろうか。魔法使いの中には、ごく稀に己の得意とする分野だけを専門的に特化した奴等がいる。幻影術士もその一例で、得意とする分野では俺ですら感心するほどの腕を持ち合わせているが、他の分野ともなるとまるで素人同然な、まさに両極端な奴等だ。それに該当する可能性もある。どんな分野かは知らないが、極魔法使い(己の分野に専門特化した奴等をこう呼ぶこともある)は滅多にいるものではない。偏りすぎは大抵いい結果を齎さない。他の分野も学んだ方が魔法使いとしての腕は遥かに上達しやすいし、結果として己の得意する分野も伸びやすいことが多い。俺の組合にも何名かいるが、特別な理由が無い限りその道を歩むことを認めることはない、俺もファルマも、その他の師も。


「もう解いたぞ、出れるはずだ」

「おお。……おおお!?」

 アルフェイリアは突如頭を抑え、目を見開きながら声を上げた。


「どうした」

「シャドウ、これ、これが……これがサインか!?」

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  1. 2009年03月11日 06:37 |
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Successor Of Dragon  その37

こっから急展開じゃー
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「アルフェイリアには話したのか」

「うん」

「何といっていた」

「何も。そうか、よく知らせてくれたな、ありがとうとだけ……」

 予想通りの反応だ。まだ確定はできない。セイの感覚を疑っているのではない。セイがそう察知したのなら、確実に奴等は大河グレミランを超えて今まさにルヴァオールに攻め入らんと刻一刻と歩を進めているだろう。しかしそこが問題なのではない。

 はっきり言ってしまうと、戦力を考えると……兵力、人材、武具、兵糧その他諸々の要素をどう考慮しても、レヴァイノアよりもアルフェイリアが治めるル・ルヴァオールの方が軍事力は上だ。このような分かりやすい対立の構図が出来上がる前から鍛えに鍛えられたルヴァオールの軍の戦闘経験はレヴァノイアのそれとは比べ物にならないだろう。

 だがレヴァノイアにも優秀な人材は腐るほどいる。人口の多さでは向こうの方が勝っている。だからこそ疑問なのだ。こんな真っ向勝負を、アルフェイリアとまともに戦うつもりで兵を寄越すなど、自殺行為に等しいのではないか。向こうにはまともな指揮官もいないのか。そんなはずはない。レジーを長とする魔法組合もバックボーンとしてついているのだ、そんな軽率な行動をとっていいものか。休戦中に、そこまで見違えるほど戦力を上げてきたとも思えない。

 俺はアルフェイリアのいる席を睨むと、その方面へ群がっていた者どもが俺の目線を避けるように、アルフェイリアへと通じる道を自動的に作った。

 まだ何かを食べていた様子のアルフェイリアは立ち上がると、周りの者に声をかけた。


「ちょっと話したいことがある。誰もついてこないように命じておいてくれ」

「分かりました」

 ヘルゼが頭を下げたのを確認して、アルフェイリアは無言で視線を送った。ついてこい、という意味だろう。ビビとファルマの姿は近くにないところを見ると、二人でどこかでふらついているのだろう。

 他の者は全員ざわめきながら俺とアルフェイリアを交互に見合わせた。セイの気恥ずかしそうなうなり声が俺の耳元をくすぐった。



 壁に杖以外の武具に疎い俺でも上等なものだと分かる剣や槍や矛などが並べられている小さな部屋(恐らくは全てアルフェイリアが自作したものだろう。奴の趣味でもあるからな)へ案内された。俺は扉を閉めると、誰も聞かれないようにと保護防壁を張った。


「この情報を他に知っている者は?」

「いねえと思う。まだ教える気はねえ。祭りどころの騒ぎじゃなくなっちまうからな」

「敵はどこから攻めてくるかね」

 俺は自明の質問をした。


「間違いなく、南からだろうな。北はお前んとこの組合がある。下手に寄ろうとはしないだろう。多分次はベイルーク砦、それからさらに南下して、ナシア地方へ。そこで兵糧を補給するだろうな」

 ナシア地方には小麦畑があり、豊かな土壌と共に反映してきたルヴァオールの重要な農業地区だ。恐らくはその住民から食料簒奪するつもりだろう。順当に考えれば。


「だがそう易々とは取られんだろう。お前もあの地方の重要さを承知して、砦を増強しておいたはずだ」

「多分、あっちの都合通りの展開になったとしても、俺が率いる援軍本体を到着させるまでの時間くらいなら、確実に持つと思う。その間にベイルークに山道からの別働隊を送って、補給路を断つ……けれど」

「まあ、変だな」

「そうだよな……俺がそうすることぐらい、分かってると思うんだけどよ……」

 ルヴァオールの強さは自然に守られたその地理にもある。どう考えても、これはレヴァノイアにとっての負け戦ではないのか。そして魔法とは、そういう時のための切り札ではないのか……。

 何か無いわけがない。

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  1. 2009年03月11日 06:35 |
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Successor Of Dragon  その36

3章、長ぇ。
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「時空魔法ですか……それはまあ特別でしょう、それよりも……」

「!! ……待てウィスパ、黙れ」

「どうしました、マスター!」

 ウィスパは限り無く小さな声で囁いたが、驚きと動揺を隠せない様子だった。

 俺の耳はセイの『信号』にすぐさま反応した。セイのみが出せる特別な音。俺の耳につけてある小型の魔法具で、それを聞き取れるようにしてある。これによって、多少離れていても、大事があった場合はすぐに奴の下へ駆け寄ることができる。

 俺は言い知れぬ不安を抱き、手にしていた魔方陣をウィスパへ叩きつけた。


「俺は行く。邪魔をしたな」

「マスター、くれぐれもご注意を。あっ、それと……以前からお聞きしたかったのですが」

「何だ」

「魔法使いが治める王国というものは、本当に実在したのでしょうか」

「……ああ」

 こんな時に何を聞いてくるかと思えば、よく分からない奴だ。奴が歴史好きであったことは知っているが、今聞くことなのだろうか?

 俺は短く返事をしながらも部屋を出た。


「あっ、シャドウさん、お話が……」

 吹き抜けの広間となっているのをこれ幸いとし、柵に足をかけて上の階へと飛び移る。

 動きにくそうな服を着たいかにも学者肌の中年男の声が聞こえた。十中八九、歴史学者だろう。おそらくは他の魔法使いから俺の居場所を聞き、ウィスパがいた部屋へ訪れようとしていたようだが……。



「シャドウ!」

 最上階へ到達した瞬間、突然な現れ方をしたことに対する周囲の驚きの声に混じって、俺を今か今かと待ち構えていたらしいセイの声が聞こえた。

 俺はただ黙ってセイを睨みつけた。あまりいい報告ではないだろう。セイの恐ろしく広範囲な意識の壁(気配を察することのできる範囲)だけが感じ取れる報告の何かか、あるいは、アルフェイリアやビビが齎す報告なのか。


「まだ、あれだけど、早めに知らせておいた方がいいと思ったんだ、あのね」

「何だ」

 セイは他の人に聞かれまいと、俺の方へよじ登り、耳打ちをした。

 周囲は俺を数歩離れた位置で取り巻いている。


「多分この感じはレヴァノイア軍なんだけど、今グレミランを超えたところに来たよ」

 グレミランはレヴァノイアとルヴァオールの国境を分かつ大河だ。要するに、ル・ルヴァオールとの国境を侵したということか。ならば関所も突破されたはずだが、その知らせよりもセイの魔力感知の方が余程早い。恐らく、その距離ならば関所からの魔法具による伝達では数時間、早馬での知らせには数日はかかる。(より確実な情報を伝えるために、ル・ルヴァオールの情報網は常に魔法具と人の二段構えだ。知らせを伝える魔法具は便利だが、やはり直接話を聞いた方がより確実だ、しかしそれ以上に確実なのはセイの気配察知能力に頼ることだが)


「数は」

「五万ぐらい……だと思う。将軍は……もっと近くに来ないと、分からないよ」

 五万。第一陣か。数段階に分けて本格的にルヴァオールを攻めるのには妥当なところだ。つまり、本格的な戦争の幕開けだということだ。

 セイが感覚を研ぎ澄まして察知できるギリギリの距離が、大河グレミラン。ただし、その距離にもなると余程の腕の魔法使いか、大人数でないと確実な接近は分からない。それでも、普通の魔法使いはおろか俺ですら到底感知できないレベルの距離だ。本人に言わせるとこの微妙に突き出た黒い触覚らしきもののお陰らしい。やはりただの飾りではなかったようで、どうやら本当にこいつは『悪魔』のようなものなのだと、改めて実感してしまう。

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  1. 2009年03月11日 06:33 |
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Successor Of Dragon  その35

フラグ
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「素晴らしい。流石ですな」

 俺の中でのウィスパの認識は、完全に寡黙な男から単なるおしゃべり好きな男と化している。お世辞と本音の丁度中間辺りの言葉を選ぶ傾向にあるこいつの、意図していないだろうがこちらをやや小馬鹿にしたような発言に俺はやや憤りながらも、結局は存分に指摘をしてやった。

 奴の魔方陣の腕は確かに上達してはいるが、魔法組合まで響く奴の『王の手足』としての輝かしい功績に比べると、やはり明らかに見劣りする。五十年の年数をもってしても、それを克服するには至らなかったということか。まあ、五十年をまるまるその修行に費やせるのならばともかく、奴もなかなかに多忙な身であることを考えると、こんなものだろう。


「うーむ、全く持って新鮮です。今まで指摘する身でありましたから……なつかしいですな。しかし、貴方はやはり私などが一生を費やしても届かない場所へおられます」

「俺の得意な分野でもあるからな」

「ほう、貴方にも苦手があるのですか。大変興味深い。全て得意だと思っておりました」

「『時空』は、さほど得意ではない。これが得意な奴など、普通はいないものだがな」

 俺は多少引っかかる物言いをした。時空魔法。魔法において最高の難易度と有用性を誇る、魔法においての究極形。ある意味で反則的なもの。時空魔法は魔法においての全てであり、全ての魔法は時空魔法にその源がある。空間を操る魔法、ようするに、なんでもアリな魔法なのだ。簡単なものは物体を中に浮かせ、難しいものは大陸や星の位置の操作、そして永遠の命を得ることまでをも可能にする。単に小石を中に浮かせることなぞは、できない魔法使いの方が珍しい。だがこの世の中を見れば分かる通り、永遠の命を手に入れた奴はそうそういない。俺の不老不死だとて、俺単独の魔法ではないし、途方も無い時間と研究と、そして巨大な魔方陣が必要だった。今の俺だとてもう一度同じものをやれ、と言われたらお手上げするしかない。

 魔法には魔法使いが勝手に分類した様々な分野がある。幻影魔法、保護魔法等々……、勿論時空魔法もその一つだ。だが、魔法組合における講義に、時空魔法という時間は割り振られていない。ようするにできないのだ。時空魔法という定義もまず難しい(幻影魔法や保護魔法だとて、突き詰めれば時空魔法として当てはめることができる)が、なにより、これを教えられる者がいないし、教われる者もいないのだ。時空魔法の典型としてよく語られる空間転移の魔法でさえ、超級の難易度を誇る。俺でさえ、自分一人を転移させるのに相当な準備と覚悟がいる。使用後はまず数時間は休まねばならない。だが、それもそのはずだ。空間転移の魔法などが易々とできてしまうのだったら、とっくにこの社会は滅茶苦茶になっていただろう。例えば俺が敵の城へ転移して、そのまま相手の主の首を引っさげて帰るだけで、この戦争はほぼ終結してしまうのだから。

 そんな時空魔法を十八番として扱える者など、普通はいてはならない。普通は……。

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  1. 2009年03月11日 06:32 |
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Successor Of Dragon  その34

主人公は人の気持ちが分かりません。
これはその意味不明なうぜぇ視点を楽しむものです。いひ。
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「これはお前が書いたものか」

 薄汚れた壁に貼り付けてある紙に描かれている魔方陣の下書き。どこかで見た覚えのある筆跡だ。


「はい。どうぞご自由に、批判していただきたい」

「そんなにお前の学んできた五十年を否定されたいのか? 余りいい趣味とは言えんぞ。お前も今や人に教える立場だ。今更叩いたところで無駄だろう。……お前に、まだ伸びる余地があるとは思えんがな」

 すると何を思ったのか、ウィスパはからからと笑い出した。堪えきれないといった様子で。


「ふふふ、下手に批判されるより応えますなあ。全くマスターの天然ぶりには驚かされます。こうして日々、貴方の心無い率直な言葉に夢破れ脱落していく魔法使いの卵達のことを思うと、笑いが止まりません」

「今のどこに笑う要素がありやがるんだ」

 そいつらに、ウィスパは過去の自分を重ねているであろうことは分かったが、それが何故このウィスパの阿呆らしい笑いに繋がるのかは理解できない。


「ですが、そうですな。私も、それを苦痛ではなくて、笑いとして捉えることのできる年となってしまったのでしょうな」

「そんな変化に心当たりはないんだがな……。これっぽっちもな」

 年齢を重ねると、我慢を覚えると言いたかったのだろうか。だが、自分の未来の可能性を否定されることに対する我慢は、例えそれが事実であったとしても、我慢をする必要など無いのではないだろうか。ただの諦めにすぎないのではないか。俺はそう思ってしまうのだが、冷静に考えると、それも一つの不老不死である者とそうでない者との間に存在する隔たりなのだろう。戦乱の世にあっては、人生などせいぜい五十が関の山だという。ウィスパもそのラインをとうに超えてしまっている。嫌でも『死』とやらを人事とは思えない、限り無く身近な存在として捉えるようになっているはずだ。『死』に関しての様々な考察を、俺は繰り広げる権利も資格も無いのだが、やはりそこには諦めがどこかに存在するのだろう。寿命と言う壁。それが人に齎す影響の大きさを俺は知らない。

 不老不死になってから間もない頃、俺はありとあらゆる『普通の人』との接触をできる限り避けていた。妬まれると思ったからだ。死から逃れることができた者に対する激しい嫉妬が押し寄せてくるだろう、そう考えていた。だが現実は違った。魔法組合長として生活している時に嫌という程実感したのだが、どうやら俺は、現実世界の非現実的な存在、つまり、神か悪魔かそれとも何か得体の知れぬ生き物か……と認知されているようなのだ。そしてそこには、当然あると思っていた憧れや嫉妬などといった感情は(たまにあるが)存在しなかった。要するに俺は全く違う別種の生き物なのであって、俺には寿命がないのも当然だし、自分達に寿命が存在するのも当然だと、どうやらそういう解釈らしいのだ。

 同じ人間がなれたものだから、不老不死ぐらい俺でもなれるはずだ……その考えは無いのだろうか。俺が逆の立場だったら必ずそう思っていたはずだ。分からない。全く持って分からん。それとも、そこで俺だってと思い続けた者のみが、俺達の仲間入りを果たすのだろうか。ならば、セイは?

 勿論、魔法組合に来て間もない幼い頃に限定すれば、その夢を持っている奴は少なからずいた。いつか自分も永遠の命を手に入れて俺に追いかんと意気込んでいた奴等は沢山いた。素直に俺を羨ましいと言った。だが何時頃からだろうか、奴等の俺に対する眼差しは自分と同じ人間に向けるものではなくなった。あまつさえ「不老不死にもいろいろと悩みはあるのでしょう。大変だね」とまで言い出すのだ。何が大変だねだ、少なくとも俺は他の奴等よりも悩みは少ないはずだ。最大の恐怖であるはずの死から逃れることができるのだから。永遠は辛い、確かにそうかも知れないが、有限の辛さだとて計り知れないものだろう。

 この言葉が、ただのお世辞であり、社交辞令だとしか思っていなかったその言葉が、本当の真の思いからくる言葉だと知ったのはそう遠い話のことではない。奴等は本当の意味で同情をして大変だねと、まるで俺の痛みを共有しているかのように言うのだ。あるはずの無い痛みを想定してそう言うのだ。随分な妄想好きだと思ったが、どうやらそれも普通の感情らしい。

 そしてそれらの感情は、諦めが最終的に変化したその感情は、どうやら、こいつにも蔓延しているようだ。

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  1. 2009年03月11日 06:27 |
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Successor Of Dragon  その33

もちろん、小説も更新しますとも。
誰も見ていない自己満足であろうとも、僕はやめん。
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「おお、もしやとは思っておりましたが……やはりマスター、貴方の魔力でしたか」

「流石に、分からん筈はないか」

 部屋の扉を叩くまでもなく、ウィスパが出迎えた。


「当たり前です。ここに居る者で貴方の接近に気づかない者など、誰一人居りませぬ。貴方にして言わせて見れば、魔法使い失格という奴でしょうな。多少は抑えているでしょうが、貴方の魔力ならこの城のどこにいても分かるというものです」

 第三の壁・意識の壁を通じて、俺の動向など筒抜けのようだ。それもそうだろう。相手の位置情報の大事さ、その壁の重要さを俺は常日頃から不肖の弟子どもに説いてきたのだ。それが王宮に仕える身の上となってからも身についていないとあれば、それは一大事だ。本来ならば、俺の居場所どころかビビやアルフェイリアまでも随時把握している状態が、宮廷魔法使いとして理想だといえよう。

 どうやらその理想的な状態を一応は維持しているらしいウィスパは、俺を無言で部屋に招きいれた。


「丁度仕事中だったか。邪魔をしたようだな」

 ベースのみ描いてある魔法陣(基本となるいくつかの円と線のみで、言葉の記載されていないもの。基本的には非魔法使いを軽く補助するといった程度の雑務に使用されることが多い)の束を整理しているようだった。目元の黒ずんだ(寝不足ということだろうが、魔法使いには日常茶飯事のことで、さして珍しいことではない)、微妙に顔に覚えのあるような魔法使い達が俺の方を見やり、またすぐに顔をそらした。驚きはないようだった。まあ、来訪を悟られているのだから当然ではあるのだが。


「いえいえ、怜悧なる助言をいただける折角の機会です。とことん利用させてもらいます」

「まったく心にもないことをいけしゃあしゃあと。……まあいい。なるほど、情報の整理中というわけか?」

 ウィスパの型にはまったようなお世辞をはねのけて、俺は部屋をじっくりと見回した。簡易魔方陣(先程のベースのみの魔方陣のこと)の束の横で、人一人分がすっぽり入るサイズの中々の規模の魔方陣が設置されていた。頑丈な石でできているその台は、机の代わりのようでもあった。魔方陣としての性能はともかくも、机としての機能性は最悪だろう。


「今のところ、主だった動きはないようだな」

「まだ好機と思わしき時間帯ではありませんからな」

 どうやらここは王宮で仕える魔法使い達のたまり場らしい。仕事場でもあるのだろう。いかにも魔法使いらしい物の散乱した部屋だ(魔法使いは、一つのことに集中するために、必要な物を自分の手の届く場所へ常に置いておきたがる習性がある。とはいっても当然ながら程度は個人によるため、神経質な性格が勝って常にきっちりと整理された部屋で魔法と向き合う者もいる。だが、王宮に派遣した魔法使いの絶対数の少なさも手伝って、ここは例に漏れず散漫なようだ)。

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  1. 2009年03月11日 06:26 |
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ふわふわ

ふわーん
くもふわふわ。最近背景だけしか描けないときも多い

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  1. 2009年03月11日 03:10 |
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ふふーん

ずもももも
お前どれだけ絵ためてんだよと、そういうことですね

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  1. 2009年03月11日 03:09 |
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キラッ

まさかのキラッ
この絵のメインは花だから、勘違いすんなよな
  1. 2009年03月11日 03:08 |
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とぅるーん

きらきら
ずっと前のたかみん絵ちゃ

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  1. 2009年03月11日 03:06 |
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たららーん

じぃー
うほっいいアクセ

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  1. 2009年03月11日 03:05 |
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とぅるーん

とりあえず受験終わったとだけほーこーく。
やりたいことやんぞ
とりあえずもそりと描いたハロウィン
ふわふわ
  1. 2009年03月11日 02:11 |
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