戯言がいっぱい。

めもちょー

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元キングだとぉ!?

元キング2

自分絵でジャック・アトラス
あまり版権は描かない主義だったのだがなぜかふと描きたくなった・・・
それ程気に入ってるのかなぁ
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  1. 2010年01月30日 23:49 |
  2. 遊戯王5D's
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ぬーん

新規キャンバス

うぜぇこの表情
  1. 2010年01月30日 23:29 |
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俺のターン!

キングは一人!この俺だァ!
そういやだいぶ前の話になるんだけど
今やってる遊戯王のアニメを全部見ました。

うーん、やっぱり遊戯王はライバルが好きだなぁ
しかし相変わらずの髪型で・・・

ジャックは海馬社長よりも好きになるかもしれない。
なんてったってもみあげが!!!もみあけが長いんだぁあぁあ
  1. 2010年01月27日 13:35 |
  2. 遊戯王5D's
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うぇーい

メニューシャドウ・魔法組合長2
えーとですねぇ、絵、結構描いてるんだけど
ゲーム用だから公開できないんだよねー。

というわけでボツ絵のシャドウを晒してみる。
メニューの絵のシャドウのボツ絵はくさるほどあるよ!!
データ吹き飛んだ時に90%消えたけど・・・


割と気に入っていたのだがサイズを変更することになったのでボツに。ボツボーツ!
  1. 2010年01月26日 01:12 |
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ウワァン!

うーむいっこ必修科目落としたっぽいなぁ・・・
唯一勉強した強化なのに痛恨の腹痛でテスト中朦朧としていた。あーうーくやしすぎる



何か予定がいろいろあって把握しきれないよー!ウッウー
なんとかがんばるます。
  1. 2010年01月23日 22:31 |
  2. 戯言
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やれやれ

小説こーしん完了ー。
久々だね!

主人公のマゾっぷりに書いている本人が引きます。オヨヨ・・・


ちなみに弟の剣→アフラ・マズダ
兄の杖→アーリマン

ともにゾロアスター教由来です。
アフラ・マズダが神でアーリマンが悪魔。だっけ?



いやぁなんかもう恥ずかしいとかどうでもよくなってきた☆ミ
  1. 2010年01月23日 12:25 |
  2. 戯言
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Successor Of Dragon  その62

しゃぶしゃぶうんめぇ
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「交渉は成立と受け取っていいんだな? 知ってのとおり時間が惜しい。お前だとて俺がこのまま何の不自由も無く城内にいるこの状態を長引かせるのは得策ではないだろう。だがお前も魔力を大量に消費した後だというのは分かっている。今すぐにとは言わんが……」

 今持てる魔力が少ないとはいえ、この城内に修復し難い傷跡を残すことはできる。奴の魔力も大量の空間転移のせいだろう、残り少ない(もっとも、平然と浮遊魔法を使っていられるだけの余裕があるところが狂っているのだが)。俺のそうした不意打ちを咄嗟に防ぐことは困難だ。


「待て。まだ成立とは言っていない。……これはもともとそちらの無理難題を通すものだ。故にこちらにもう一つ条件を加えさせてもらう。否定は聞かんぞ」

「……何だ。俺が持つ最後の財産、命を投げ出そうというんだ。もう俺には何も残ってはいない。欠片たりとも」

「ふん、愚か者め! 俺は貴様の命など最初から不要であったのだ。だがしかし、その知識は! 千年という月日が貴様に齎した掛替えの無い叡智は別だ。貴様に如何に罪があろうとも、貴様の持つ知識、古の歴史の真実の重みと魔法の美が綻ぶことはない。使い手を選ばぬ、それこそが魔法。だから俺は、貴様が……どうせ貴様はこれから永遠に自由を奪われる。今まで編み出されてきたどんな封印よりも強固な封をされて、永久の時をその中で過ごすこととなるのだ。その間、俺の質問に偽りなく答えると約束しろ」

 当然といえば当然の言い分だ。成程、やはりといえばやはり、少し警戒はしていたが、どうやらこいつは他人の記憶を読み取ることまではできないようだ。他者の記憶を読み取る魔法も、これまた研究に研究を重ねられてきた。だが実現はしていない。せいぜい幻影魔法をかけて自白させるのが関の山だ。それだとて本来の目的からずれているし、何より相手を己の術中に捕らえねばならないという制約もついている。


「お前は虚実を見分けられるのか?」

「その質問、貴様を疑ってかかれということだな。ふん! 一つでも虚言を吐いてみろ、すぐに契約を破棄してやる。倒すべき相手国の王を治すまではこの俺が直々に質問攻めにしてくれる。たった一つでも嘘偽りを告げてみろ、その瞬間全てが露と化すのだ」

 さて、こいつは少し困ったことになった。だが逆に、こいつがどこまで知っているのかを把握するチャンスでもある。どうして俺とレジー以外決して知りえるはずのない過去を知っているのか。レジーが教えたのか? いや、馬鹿な。それこそ有り得るはずがない。俺は自分の口の堅さに一応の自信は持っているが、レジーと比べてしまうと流石に劣る。


「承知した。お前の質問に偽りなく応えること、俺の身をこの地に拘束することが俺が提供する条件だな?」

「……俺はアルフェイリア国王にかけられた『マリウス』を解く。貴様がここに来たということは、既に奴の身体に浸透してしまっているのだな。……相当に困難な所業となるが、知らぬ魔法ではない。それを解呪することなら可能だろう。いいだろう。だが、その後は知らん。命の保証はしてやるが、アルフェイリア国王はもう二度と武器を手に戦うことなどできなくなっているのかも知れんぞ。そうなってしまえばル・ルヴァオールに望みはない。シャドウよ、貴様とアルフェイリアのおらぬ脆き国に我がレヴァノイアは万が一にも負けぬことなど有り得ぬ。それでもよいと言うのだな? 貴様はアルフェイリア国王なき今のル・ルヴァオールの唯一の望み、救いなのだということを理解しての行為なのだな?」

「そのつもりでなければ、全て覚悟していなければ、ここに来れると思うのか?」

 本来は済し崩し的にクロウに飛ばされて来ただけのことだったのだが、今となってはどうでもいいことだ。アルフェイリアが回復する。たとえ剣を握れぬとも、奴が号令をかけさえすれば水を得た魚のようにル・ルヴァオールの国民どもは息を吹き返すだろう。俺は見てきたのだ。アルフェイリアの号令の元駆ける奴らのエネルギー、その爆発的な力を。こいつは知らないのだろうか、戦において士気がどれ程重要なものであるのかを。それは俺の存在を犠牲にする価値が充分にある。もとより、俺は既に自分自身を見限っているのだ。有難い申し出だ。


「愚問であったようだな。では、三日後に向かうとしよう。アルフェイリアの置かれている位置を教えるがよい。そこへ跳躍する。……それと、俺は貴様に雇われた流浪の魔法使いであるということにしよう。押し入るには貴様の直筆の書簡が必要だ」

「勿論だ。だが……互いのため、互いに制約を守るために俺はサドゥアの魔法陣を使用することを提案させてもらおう」

「ふん、考えることは同じだというのか。さて、では貴様の条件付けを聞かせてもらおうか」

「お前が、お前の正体を俺の組合員どもに明かさずにアルフェイリア・グロスヴァンドがレジーにかけられた魔法を解呪すること。そしてその間解呪に関係のない余計な動作を行わず、最短の道でこの城とアルフェイリア・グロスヴァンドの元を往復すること。そして、俺が教えた唯一外部の魔法の干渉を受ける空間を上記の目的以外に利用しないこと。ル・ルヴァオールとの戦にあたって、そこで得た情報を役立てないこと」

 サドゥアの魔法陣。必ず破られることのない契約を行うための魔法陣だ。アルフェイリアが家臣と交わす服従の誓いはこれを応用した一つの形でもある。お互いに守るべき条件を定め、どちらか片方がそれに違うと契約破棄となり、もう片方の約束事もなかったことになる。つまりこの場合、もしも奴が俺の提示する条件を破って魔法組合に内側から攻撃をしかけでもしたら、俺を拘束する魔法もとかれ、俺は自由の身になるということだ。

 この条件はそのままの文を魔法陣に古代語で書き込む。万が一を想定して条件は的確に性格に明記せねばならない。サドゥアの魔法陣とはそういうものだ。俺はこの魔法陣の使用経験では並みの魔法使いの比ではない。だからこそ当意即妙にすらすらと条件を言うことができた。


「……ほほう、随分と念入りだな。成し難いことよ。全て呑む訳にはいかんな」

 やはりそうか。もしこのような条件を全て呑むようならば、レヴァノイアは残念な君主を仰いでしまったものだと同情せざるを得ないところだ。


「解呪に関係のない余計な動作は行わず……これは難しい。貴様の組合の興味を惹かれる物に目を向けただけで成り立ってしまうからな。貴様の組合に実害を一切及ぼさない、と定め直してもらおう」

 俺はその条件に綻びはないか、重大な欠陥がないかしばらく考え返答した。


「……いいだろう」 

「もう一つ。ル・ルヴァオールとの戦にあたって、そこで得た情報を役立てないこと。これは広義に取れば何でも該当してしまう。情報とは、そこで見たもの聞いたもの全てだ。だから俺はその条件をル・ルヴァオールとの戦にあたって、意図的に得た情報を利用しないこと、と訂正することを要求する」

 成程、いいところを指摘する。流石に麒麟児と呼ばれているだけのことはある。


「……それならば、他者にそこで得た全ての情報を提供しないこと、と付け加えてもらおうか」

「ふむ。承知した」

 組合の内部構造を知られてしまったとしても、奴が直接手を下すことといったら隕石降下魔法のような大掛かりなものばかりであろう。知っていようとどうであろうと同じこと。それよりも、奴の部下どもに構造が知れてしまうことの方が余程まずい。何も知らぬ者に攻め込まれるよりも容易に最深部まで乗り込まれてしまうだろう。それが避けられるのならば問題はない。他の命令にしても、部下に事情を説明せずに命令を下すのは不可能に近いだろう。いくらレヴァノイアが君主のカリスマ、神秘性で成り立っている国とはいえ、限度がある。


「では今度はそちらの番だ。サドゥアの魔法陣に書き込む条件を言ってもらおうか」

 望み通りとはいかなかったが、この条件ならば上々といったところであろう。決して悪くない。あとはどんな要求をされるかだ。


「こちらの要求は単純明快。これより俺が施す封を破らぬこと。そして俺の問いに嘘偽りなく応えることだ」

「それだけか? どうやらその封印に相当な自信を持っているようだな」

 俺の要求を訂正してきたあたり、なかなかの曲者だと思ったのだが、過大評価であったのだろうか? いや、まだ油断はできない。俺は今までほぼ全ての魔法を知り尽くしているつもりでいたが……、俺の知る範囲での魔法ではないのかもしれない。とにかく極時空魔法使いのやることは何もかも滅茶苦茶だ。俺にはとてもじゃないが想像がつかん。

テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学

  1. 2010年01月23日 12:17 |
  2. SOD(小説)
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Successor Of Dragon  その61

しゃぶしゃぶうんめぇ
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 場が一瞬の間、しんと静まり返った。奴の目が見開いた。ハノーアのような真っ青な瞳がこちらを睨みつける。あらためて見るとまだまだ小僧、少年の顔つきだ。俺は先程の言葉から奴がもしかすると俺たちの仲間、すなわち不老不死の存在であるかもしれないと思ったが、やはりそうではないらしい。

 奴は青い生気の無い唇をわなわなと震わせて声高に叫んだ。


「哀れなものだ。貴様に付き従っている組合員どものことを思うと、どんなに嘆き悲しもうとも嘆き足りぬわ! 自分が何を言っているのか、本当に理解できないのか!? おのれ! おのれぇ! 貴様のような輩が何故魔法陣を、あの美しき調律を生み出すことができたのだ……時に天の気まぐれというものはこの俺を、生きとし生ける魔法使い全てを見事に裏切ってくれるものよ」

 当然の反応。予想していた通りの返しであった。奴の憤りが一度全て吐き出されるまでは、これ以上俺から何を言おうとも無駄。致し方ないがそこには圧倒的立場の差がある。忍耐力には自信がまるでないが、俺に他に選択肢はなかった。


「愚鈍な貴様に分かりやすく教えてやる。アルフェイリア・グロスヴァンドはな、俺が! いや、レヴァノイアが! 最も優先して倒すべき二人の敵の内の一人なのだ。そうだ! シャドウ・ディスケンス! 貴様と並んでな! いや、レヴァノイアという大儀を抜きにして俺個人の勝手な意見を述べるなら、貴様の方が優先順位は上だがな? 今ここで、アルフェイリアと同じ末路を辿るがよいわ! ……ふん。貴様だろう? 本来ならば即死であった筈だ。その口ぶりだとどうやらアルフェイリア国王は我が盟友の『マリウス』が刺さってもかろうじて生命を保っているようだからな。死者を生き返らすことを頼んでくるほど狂ってしまっている訳ではないだろう? 全て開発者である貴様の処置であることは明白」

 『マリウス』。その言葉はひたすら耐え抜こうと言葉を受け流していた俺の頭に響いた。あの蛇の魔法の名のことだろう。俺は、自らが完璧に使いこなせない魔法には、例え俺自身が生み出したものであろうとも名など付けない。名付け親は俺ではない。


「俺はな、貴様をこの手で倒すために我が腕を磨いてきたと言ってもよいのだ。貴様がこれ以上我が国に害を齎す前に! 何より、最強の座に胡坐をかいてのうのうとしている貴様の鼻をへし折ってやるためにな! だが貴様は不老不死だ。息の根を止めることはできん。唯一は……貴様が自ら絶望し、圧倒的敗北を、即ち力量の差を俺に対して認めさせること……それが目標だった」

 叫び続けていたもう一人のセイの声から、少しずつ力が抜けていった。

 ……奴の目標が、奴の望まぬ形で実ってしまっていたからだろう。何より自分自身のことだ。奴が望む俺の絶望、圧倒的敗北の認知。それらは既に、あの隕石降下の魔法を放たれた時から……いや、その前にあの大量の空間転移の魔法を放たれた時から既に、認めてしまっている。奴もそれを察しているのだろう。


「俺にとって、今の貴様など討ち取るのに何の価値も無い……無い! だが、我が国に、レヴァノイアにとって貴様の首級程価値のあるものはないのだ。認めたくはないが……アルフェイリアよりも」

 今度は先ほどの威勢はどこへやら、消え入りそうな声になった。立場と感情の板ばさみ。奴の国を想う心に期待できるというのなら、望みはあるのかもしれない。


「……お前は国王代理だ。優秀な国王ならば、己の意思よりもレヴァノイアの意思を優先するだろう」

「何が言いたいのだ」

「俺は、俺の命が交換条件として成立するならば受け入れるつもりだ」

 俺のしでかした失敗を、俺個人の感情で裁くとするのならば死を軽く超越している。魔法使いの長に立つ者が魔法に溺れ、相手の魔法に敗れるという様は万死に値する。何度殺そうとも足りない程だ。心からそう思っている俺にとって、そんな条件など軽いものだ。尤もこれは、死を軽んじている思い上がりからくるものかもしれない。俺は死ねないのだ、否定はできない。


「……貴様は不老不死だ。貴様の命だと? 笑わせるわ。盟友レジーの『マリウス』でさえ貴様には届かないだろう。レジーが長年研究して磨き上げた神剣アフラ・マズダでさえ、貴様の命には届かなかったのだ」

 また俺は『マリウス』という単語に反応し、少し眉間に皺を寄せた。


「では、仮に俺の命を差し出すというのなら、アルフェイリアの容態を救うというのか?」

「俺は仮定の話をしにきたのではない」

「俺が死ぬ、それは俺がル・ルヴァオールに加担できないということと同義。そしてその国民が、組合員が、俺が死んだのだと思い込めばいい」

「……貴様をこちらの手で束縛し、死んだものとして扱い、偽りの弔いをたてるということか」

「そうだ。……返答を聞こうか」

「……腐っても貴様は魔法組合長、失われし魔法大国の王。貴様の自由を奪おうとしたところで、奪いきれる保証があるのか?」

「……お前こそ、腐ってもレヴァノイアの直系、類稀なる魔法の才に恵まれた天才だろう。そう心配するのならそれ相応の魔法をもって俺を縛るがいい。あるいは、お前なら俺にかけられた不老不死の魔法すらも超越して、本来の俺のあるべき姿に戻すことができるかもしれないと思っていたのだがな」

 先ほどの饒舌さが嘘のように口数の減ったレヴァノイアの国王代理とは裏腹に、俺の口は軽やかに言葉を紡いだ。この交渉が成立したも同然の反応であったからだ。


「…………それは無理だ。俺は貴様のように殺意がない。他人を苦しめ、陥れてやろうと心の底から願えない。頭ではお前に生命としての死を与えてやりたいと思っている。……だが、できんのだ。今まではそれが無くともよいと思っていたが、今はそれが……貴様が持つその意志が喉から手が出るほどに欲しい」

 俺を貶しているのか分かりかねる発言をしながら奴は俯いた。紺色のローブがより悲壮な色を浮かべている。これを発言したのが他の者であったのならば嫌味にしか取れないが、こいつは本気で俺のことを羨ましいと思っているのだろう。面白い皮肉だ。

テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学

  1. 2010年01月23日 12:14 |
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Successor Of Dragon  その60

お久しぶりでござーる
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6 秘密裏の契約

 俺の目の前に立っている男からは、まるで生気が感じられなかった。この部屋の持ち主たるに相応しい、圧倒的な違和感。その違和感の出所を追求すれば際限がないが、まずこの男、宙に浮いているのだ。

 浮遊魔法を使用していること自体は、そこまで問題ではない。現に俺は今回の戦いでも敵の龍を奪うために浮遊魔法を使用した。そう、いくら時空魔法とはいえ、ある程度優秀な魔法使いならば不可能なことではないのだ。しかし、だがしかし、今浮遊魔法を使う必要があるのだろうか? 

 まるで息をすることかのように平然と……この様子だと、こいつは常時浮遊魔法を使用しているに違いあるまい。この距離ならば、故意に狭めた俺の意識の壁も届き、魔力の質も感じられる。俺が感じた生気のなさ、違和感はここから来ているのだろう。全身を包むようなローブを羽織っているが誤魔化せはしない。骨と皮だけで出来ているかのような、異常なか細さ。こいつは……恐らくこいつは自分の足で歩くことよりも、浮遊魔法を使用することの方が効率的なのだ。

 そんな、そんな馬鹿なことがあってたまるか! 魔法使いを、魔法使いどもの日々の鍛錬を馬鹿にするのも大概にしろ! 場が場なら、俺はそう叫んでいただろう。浮遊魔法は、そんな軽々しく頻繁に使えるような魔法ではない。俺だとて連続で使用し続けるのなら精精一時間程度が限界……それが相場だろう。それだけで俺の全ての魔力は枯渇する。だが、それでこそ、あのような膨大な空間転移の魔法をやってのけ、さらに隕石降下という超級の魔法までも成し得させた者だ。俺は今……このレジーと並び俺が倒すべき最大の相手の一人であるレヴァノイア国王代理……古来より優秀な魔法使いを世に出してきた名門の一族の中でも、さらに類稀なる才能を持って生まれた麒麟児の、その麒麟児たる所以を確信した。こいつは、間違いなく時空魔法の極魔法使いだ。この扉の開閉、浮遊魔法、空間転移、隕石降下……そして俺の意識の壁が伝えてくる感覚。時空魔法の才に傑出し、それ以外を蔑ろにしている……。

 本来ならば、極魔法使いとはあまり褒められたものではなく、その道を歩ませたとしても優秀な人材には総じて成り得にくい。魔法は様々な分野を学んでこそ、自身の得意分野の幅を広げ生かせるからだ。だが、こと時空魔法においては話が別だ。群を抜いた難易度と、その万能性を誇る時空魔法が傑出しているのならば、他の魔法などまるで霞のようなものだ。時空魔法は全ての魔法の根幹のようなもの。あとはそれを使いこなす想像力さえ豊かであればいいのだ。そんな素晴らしいことはない。


「……何しに来た」

 俺の沈黙に苛立ちを覚えたのか、俺を激しく睨みつけながら目の前の男は続けた。


「何しに来たと言っている! 一度だけでは飽き足らず、二度国を滅ぼさんとやってきたのか! 己が腕ひとつで一国の興亡を左右させようなどという不届き、傲慢も甚だしいわ! その緩慢さが貴様の堕落を招いたのだ、魔法大国ヴァンガード国王、シェイド・ヘルウィードよ!」

 まるで雷に撃たれたかのようだった。衝撃に頭の思考が追いつかない。いや、追いついてはいる。だが俺の頭があまりに今の事実を否定するものだから、その強烈な思い込みで今の言を無かったことにしようとしているだけなのだ。目を背けてもどうしようもないのだが、無意識の所為だ、仕方がない。


「お前……どこまで知っていやがる」

 焦燥にかられた俺がようやく発することができた一言であった。こいつは何者なんだ。俺の正体を見破ったことまではいい。だが、何故歴史から抹殺された筈の俺の過去を、数多の歴史家に訊ねられても黙秘し遵守してきた俺の過去を知っているんだ。こともあろうか俺の本名まで。当時の資料など焼き尽くした筈だ。そう……俺が。この俺が。この目で確認したのだから間違いはない。


「質問に質問で返すのか。粗野で横暴な国は礼儀知らずの組合と手を組んでいるということか。滑稽だな。実にお似合いだ。卑しくも貴様の身は魔法組合の長、すなわち貴様の一挙一動全てが貴様の統括する組合の態を現す。それは心得ていよう?」

 何しに来たのか。俺はこいつの質問を思い出し、ここへ来た目的を再確認した。そうだ。今こいつと争うことは得策ではない。


「……いいだろう。質問に応えてやる。だが、俺の名前はシェイド・ヘルウィードではない」

「過去の名を捨てるというのか」

「そうとも言える。だが少なくとも俺は自分の名を捨てたとは思っていない。シェイド・ヘルウィードは死んだのだ。生憎墓は作られて間もなく暴かれてしまって、今は存在せんがな」

「墓だと? 解せんな、どういうことだ」

「その質問に応えるのは容易い。お前がどこまで知っているのかは俺は知らんが、そこまでの知識があるのなら俺がわざわざ答えてやるべき内容ではないだろう。それとも、それを条件とするのなら、お安い御用だがな。いくらでも答えてやる」

 そんな簡単なことで条件が成立するのならば、これ程までに容易いことはないだろう。あり得ないことなのだが。


「条件?」

「レヴァノイア王としてでは無く、魔法使いディア・エストビア・ヴィダ・セイレーンに願いがある」

「貴様、己の立場を理解しているのか? 貴様は魔法使いシャドウ・ディスケンスである前に、ル・ルヴァオール国と同盟を結ぶ魔法組合の長なのだぞ!」

 しばらくの沈黙が続いた。当然の反応のため、俺はあえて何も言い返さなかった。まずは用件を伝えねばならない。何事も、それからだ。

 奴は眉間に寄せていた皺を和らげて吐き捨てるように言った。


「用件だけは聞いておいてやろう。休戦の申し出なら、諦めておくのだな」

「わが盟友アルフェイリアを死の淵から救って欲しい」

テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学

  1. 2010年01月23日 12:12 |
  2. SOD(小説)
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NOOOOOOOO!!

ホームページのメールフォーム、リンク切れしてたぁあああ!!
結構前からだったっぽい・・・。
それでブログの拍手の方が使われていたのね、納得・・・。



という訳で直しました。これでホームページのメルフォもちゃんと使えます。大丈夫です。




ハクシュヘソシソ
>かえーで
そのとーりだとも。
だが君はHPもいいがメールもなっ! がんばれよっ!
  1. 2010年01月23日 02:20 |
  2. 戯言
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あれれ

ふふん
ずっと前描いた奴
今見ると納得いかない。

ところでHPが重いみたいなんだけどどういうことなの。
変えたほうがいいのかなあ。どうしよう


はくしゅへんしん
>いこたぬ
ただいまっあぁああぁあああああ
  1. 2010年01月21日 17:24 |
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復活イヤッホォオオオウ!

よろしくおねがいしやっす!!
絵も描ける環境になりました

これでどしどしいろいろやりたいです
主にゲームつくる!!!!!



というわけで今後ともよろしくぅ

テーマ:イラスト - ジャンル:その他

  1. 2010年01月18日 23:16 |
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